わたしたちの生活に定着しつつあるスマートフォン。とても便利なツールですが、使用による体への影響が問題視されています。そのなかでも、女性にとって見過ごせないのが肌への影響です。スマートフォンの画面を長時間見続けると、目頭から頬の中央に走るシワができやすくなるといわれています。一気に老けた印象を与えるゴルゴ線は、早めの予防とケアが大切です。

ゴルゴ線はなぜできるの?

ゴルゴ線を正式には「ミッドチークライン」と呼びます。漫画「ゴルゴ13」の主人公の顔にある、特徴的なシワに似ていることから、通称「ゴルゴ線」というネーミングがつきました。 ゴルゴ線は、パソコンや細かい作業が多い人にできやすく、その背景には目の疲れが大きく関わっていると考えられています。近年、特に増えているのが、スマートフォンが原因になるケースです。スマートフォンは、インターネットやSNS、ショッピング、ビジネスと幅広く活用できるため、長時間使用してしまいがち。画面が小さいため、知らず知らずのうちに目を酷使していることも。下を向いて画面を見ることで、姿勢まで悪くなってしまいます。

血行不良とコリ

目が疲れると、血行不良を招くことがあります。すると、酸素や栄養も十分に届かなくなり、目の周りのシワが発生しやすくなります。ゴルゴ線もその現象のひとつ。ゴルゴ線対策には、スマートフォンの使用時間を減らし、姿勢を正す必要があります。

耳マッサージで皮膚を引き上げよう

ゴルゴ線への不安がある人はもちろん、日によってゴルゴ線ができる人は、早めのケアがカギとなります。対策としては、目元周辺の皮膚を引き上げるように、たるみを取ると良いといわれています。耳を外側に引っ張り、目尻が釣り上がったように感じたら、それがたるみのサインです。耳マッサージを毎日の習慣に取り入れ、皮膚を引き上げましょう。 耳にはたくさんのツボが存在しているため、マッサージすることで効率よく血液を循環できます。また、耳の周りには顔の筋肉につながる血管が流れており、マッサージすることで筋肉がほぐれ、顔や目への血流がアップします。

スキンケアの仕上げはマッサージ

ゴルゴ線を集中的にケアするためには、頬のマッサージも有効です。頬周辺に溜まった老廃物を流し、血流を良くすることで、ゴルゴ線ができにくい肌へと導きます。

ゴルゴ線マッサージの方法

  1. 両手の拳をつくり、人差し指の第二関節部分を頬に当てる。
  2. 1の状態で頬骨の下部分を小さく円を描くように、口角を引き上げながら頬の内側から外側(顔の中心からから耳)に向かってじっくりほぐしていく。
  3. 1の人差し指部分を頬骨に引っかけ、その状態で「いー」「うー」と続けて5回、ゆっくり発音する。
  4. あごから頬に向かって、両手のひらを交互に素早く動かし、頬を引き上げるようにタッピングする。
このマッサージは力の入れ加減がポイントになります。2では気持ち良いと感じるくらいの力加減、タッピングでは力を入れず、軽いタッチで行いましょう

毎日のケアで若々しい印象をキープ

ゴルゴ線ができると、顔は一気に老けてみえます。スマートフォンの使用時間が長い方は、使用時間を抑え、目の疲れや姿勢の悪化を防ぎましょう。 また、耳やゴルゴ線のマッサージを継続的に行い、ゴルゴ線ができにくい肌づくりも大切。早めのケアでシワの発生や進行を遅らせ、若々しさをキープしましょう! 参考: