女性らしさの象徴である、胸のふくらみ。胸が小さいことがコンプレックスになり、自信を持てなくなってしまう女性は少なくありません。キャベツや豆乳、鶏肉など、バストアップに効果的といわれる食べ物はありますが、その効果やいかに……? バストアップと食べ物の関係について解説します。

そもそも胸の大きさは何で決まるの?

胸の大きさには「乳腺」と「脂肪」が関係しています。乳腺の最大の働きは、母乳をつくること。妊娠すると赤ちゃんに母乳をあげるため、乳腺が急速に発達します。胸の脂肪はこの乳腺を守る働きをしています。出産後はさらに発達し、胸の周りに脂肪が増えます。妊娠や出産で胸が大きくなるのはこれが原因といわれています。 つまり、乳腺を発達させることができれば、胸を大きくできる可能性があるということ。乳腺は食べ物によって発達させることが現時点で分かっています。そんなウワサの食べ物をご紹介していきます。

ウワサの食べ物を徹底検証! 胸が大きくなる成分とは?

上に説明したように、胸の大きさには乳腺と脂肪がカギ。ただし、脂肪がつきやすい高カロリーな食べ物は太りやすく、必ずしも胸だけの脂肪になるとは限らないのでおすすめできません。 次のような成分は、胸を大きくする作用があるといわれています。含まれる食品や栄養素の特徴を確認しましょう。

良質なたんぱく質を含む食品

たんぱく質はバストアップに欠かせない栄養素。乳腺の発達を促し、さらには女性ホルモンの分泌を助ける働きもあります。胸を大きくする食べ物として「鶏の唐揚げ」が注目されていますが、これは鶏の良質なたんぱく質のことを指しています。 カロリーを考えるなら、蒸し料理や煮物料理がおすすめです。たんぱく質は肉全般に多く含まれますが、大豆などの野菜からも摂ることができます。カロリーが気になったら、植物性たんぱく質を意識して食べましょう。また、チーズやヨーグルトなどの乳製品にもたんぱく質が豊富に含まれています。毎日の食事に取り入れましょう。

女性ホルモンの分泌を促す食品

女性ホルモンの1つである「エストロゲン」の分泌を促すことも、胸を大きくするために有効でしょう。キャベツや海草に含まれる「ボロン」や豆乳に含まれる「イソフラボン」は、いずれもエストロゲンの分泌を活発にするといわれています。キャベツや豆乳がバストアップに効果があるとされるのは、このためです。

サプリメントを使うときの注意

手軽に女性ホルモンの分泌を促すことができるものに、サプリメントがあります。ドラッグストアなどでも購入することができますが、服用には注意すべき点がいくつかあります。 胸を早く大きくしたいがためにサプリメントを過剰に摂取すると、体内のホルモンバランスが崩れて体調不良を起こす危険性が。さらには、サプリメントによってエストロゲンが急激に増えると、生理不順や不妊、乳がんや子宮がんなどのリスクが上がる可能性もあります。 サプリメントは、あくまでも足りない栄養を補うための健康補助食品。必要以上に摂取することは避けましょう。

結論! バランスのよい食事が一番

上記で紹介した食べ物は、確かに胸を大きくするとされる成分が含まれています。しかし、一番大切なことはバランスのよい食事を心がけること。いくら女性ホルモンの分泌量を増やすためといっても、そればかりを食べ続けては偏食になってしまいます。偏った食事でホルモンバランスを崩してしまっては意味がありません。 食べ物は、胸だけでなく、身体をつくる大切な要素です。バランスのよい食事を心がけ、健康的なバストアップを目指しましょう。 参考: