ぷるんとした厚い唇。海外ではセクシーな女性の象徴として人気がありますが、日本でのトレンドはここ数年の印象です。女優のアンジェリーナ・ジョリーのように厚くセクシーな唇に憧れる方も多いのではないでしょか。アンジーをお手本に、唇美人になるためのケア方法をご紹介します。
リップクリームの正しい使い方
女性の必需品ともいえるリップクリーム。でも、正しく使い方を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。唇は肌以上に敏感なパーツ。ケアを怠るとトラブルに直結してしまうので、日ごろのお手入れが大切です。粘膜の一部である唇は、表面の角質層がとても薄い部分です。皮脂も分泌されないため、外的刺激をダイレクトに受けやすくなっています。そのため、リップクリームの一番の役割は、唇の表面に膜を張り、乾燥を防ぐことといえます。
塗るときは、唇の縦じわにそって上下に動かすようにリップクリームをのばします。左右に動かすと唇の表面を傷つけたり、塗りむらができたりするので注意しましょう。使用頻度は1日5回を目安に、乾燥が気になる前に塗ることがポイントです。塗りすぎると摩擦で表面を傷つけたり、唇が本来持つ自助作用を弱めたりすることにもつながります。
ぷるぷるの唇をつくるスペシャルケア
唇が荒れてしまったときは、スペシャルケアでお手入れをしましょう。おすすめは「唇パック」と「シュガースクラブ」。それぞれの効果や方法についてご紹介します。
唇パック
保湿効果の高いはちみつを使い、唇をラップでカバーして潤いを与える方法です。入浴後、または蒸しタオルを唇に当てて温め、血行を良くしてからケアをはじめましょう。
- はちみつを唇にたっぷり塗る。
- 上からラップで唇を覆う。
- 5~10分おいて、ラップを取る。
- やさしく押さえるようにふき取る。
同じく保湿効果のあるオリーブオイルやワセリンを使ってもOK。ただし、リップクリームは唇を刺激する成分が含まれていることがあるので、唇パックには不向きです。
シュガースクラブ
シュガースクラブは、砂糖で唇の角質をやさしく落とし、滑らかにする方法です。上白糖よりも、粒子が細かく、刺激が少ないグラニュー糖やキビ砂糖がおすすめ。
- 砂糖と水またはオリーブオイルを1:1の割合で混ぜ、ペースト状にする。
- 唇の表面にのばし、指の腹で軽くマッサージする(1~2分)。
- ぬるま湯で洗い流す。
シュガースクラブ後、はちみつやワセリンなどを塗ると保湿効果が高まります。
アンジェリーナ・ジョリー風リップメイク法
アンジェリーナ・ジョリーの最大の魅力といえば、セクシーな口元。日本人の唇は厚い方ではありませんが、メイクの工夫でアンジー風リップをつくることができます。ぜひマスターして、唇美人を目指しましょう!
- 口紅と同系色のリップライナーで、唇の輪郭を決める
唇よりも少しオーバーライン気味に、上下とも丸みを持たせるようにラインを描きます。唇からはみ出しすぎて不自然にならないよう、厚く盛り上がっている部分をガイドラインに。
- ライナーとの境目を自然になじませる
リップライナーの内側に口紅を丁寧に塗り、ライナーで描いたラインとなじませていきます。
- リップグロスをつけて艶を出す
上下の唇の先端内側に、グロスをのせます。パール感があるリップグロスなら、より立体感が生まれ、ぽってりとした仕上がりに。
マットな質感にしたいときは、グロスを省きます。ナチュラルにしたいときは、グロスだけでもOK。
ただし、どんなに工夫をしても唇が健康でなければメイクは映えません。日ごろからリップケアを心がけ、弾力のある唇に整えておきましょう。
唇にも紫外線対策を
紫外線が強くなるこれからの季節は、唇も紫外線ダメージを受けやすくなります。紫外線の影響で唇の皮がむけてしまうこともあるので、寒い季節以上に丁寧なケアが大切です。唇の紫外線対策にはUV効果のあるリップクリームがおすすめです。外出するときは唇もしっかりUVケアすることを忘れずに。お肌だけでなく唇もしっかり紫外線対策をして、潤いのある滑らかな唇をキープしましょう。
参考: