気温が上昇するこれからの季節。思い切って足を出したコーディネイトに挑戦してみませんか? なかでも、ミニスカートは女性らしさをアピールできるアイテムのひとつ。すてきに着こなすために、いつも以上に気をつけたいのが歩き方。女子力を上げる美脚ウォーキングについてご紹介します。
日本人は歩き方が残念!?
ところで、みなさんは自分の歩く姿をじっくり見たことはありますか? 自分で目にすることが少ないだけに、歩く姿勢を意識する人は少ないのではないでしょうか。ところが、歩き方は以外と見られているもの。外国人男性から見て、「日本人女性の歩き方が残念だ」という結果がオムロンヘルスケアとワコールによる「女姿力(じょしりょく)向上プロジェクト」が行った調査で明らかになっています(*参考
「外国人男性に聞いた日本人女性の歩き方に関する調査」|オムロンヘルスケア)。
その内容をみると、ハイヒールで歩く姿を「不恰好」だと感じる外国人男性がなんと、9割もいるという結果に。さらに、半数以上が「そんな不恰好な女性とは歩きたくない」という厳しい意見を寄せています。
同調査では、日本人女性の外見については「カワイイ(Kawaii)」と評価が高いこともわかりましたが、いくら見た目が良くても、不恰好な歩き方の女性とは歩きたくないということでしょうか……。気づかないうちに自分もそうなっていたらショックですよね。さっそく自分の歩き方をチェックしてみましょう!
ミニスカウォーキングのポイント
ミニスカートをはくときは、いつも以上に下半身や歩き方に視線が集中します。ガニ股や内股もごまかしがきかないコーディネイトだけに、美しいウォーキングがカギとなります。
日本人女性に多いのが、猫背でお尻が下がり、下腹がぽっこり出た姿勢。足裏全体に体重がかかり、内股歩きになりやすい歩き方です。まずは、この姿勢を改善する次のポイントを意識しましょう。
- かかとをつける。
- つま先を開く。
- 下腹を引っ込める。
- 背筋を伸ばす。
- お尻をきゅっとしめる。
この基本姿勢ができたら、さっそく歩いてみましょう。
- かかとから踏み込み、土踏まずからつま先へと体重を移動させる。
- 後ろ足の膝を伸ばして、つま先で蹴り出す。
このとき、お尻に意識を集中させることで背筋が伸びた美しい歩き方になります。つま先を外側に向けると、歩行時のかかとからつま先への重心移動がスムーズになり、内股の改善にもつながります。ヒップアップも期待できますよ。
難関!ハイヒールウォーキングに挑戦
ハイヒールを履いたときも基本の姿勢は変わりません。異なるのはウォーキングの方法です。踏み込むときにかかとから着地しようとすると、体の重心が後ろに傾き膝が曲がりやすくなるうえに、ヒールへの負担も大きくなります。ハイヒールのときは、次のポイントを意識すると自然な歩き方になり、ヒールも減りにくくなります。
- 膝を伸ばして足を出す。
- かかととつま先を同時に着地させる。
- つま先を外側に向け、直線上を歩くつもりで足を運ぶ。
- 後ろ足の膝を伸ばして、足の親指で蹴り出す。
ハイヒールを履いているときに足裏が浮いたように感じるときは、足指の力を鍛えるのもおすすめです。鍛え方は素足の状態で足指を開いたり閉じたりするだけ。できるだけ大きく広げたり、ぎゅっと閉じたりするほうが足指の力がつきます。足指の力で靴をつかめるようになると、足と靴が一体化して歩きやすくなります。
美脚のポイントは細さよりも歩き方
外国の女性が、ミニスカートをはきこなしてさっそうと歩く姿は、同性でも見とれてしまいますよね。彼女たちを見て感じるのは、足の細さよりも「姿勢」や「ウォーキング」が美しさのカギを握っているということ。猫背で膝を曲げて歩いては、どんなに足が細くてもすてきとはいえませんよね。歩き方を少しだけ意識して、ミニスカートをかっこよく着こなせる美脚ウォーキングを目指しましょう。
参考: