目のまわりのたるみは一気に「老けたなぁ…」と感じるため、女性の悩みとしてはとても深刻です。今回はたるみの原因と対策・予防についてご紹介致します。
1.たるみの原因
(1) 加齢
20代は大丈夫!と決め込んでいる方は要注意。
日本人の顔の老化は、
一般的に25歳から始まるといわれています。目の周りは非常に皮膚が薄いことと、鏡はほぼ毎日見るということから、最初に老化を実感することが多いのが目のたるみです。久々に会った友人に「老けたね」と悲しい言葉を聞くことがないように、しっかり予防と対策を知っておく必要があります。
(2)アイプチ・メザイク
一重がコンプレックスで、ぱっちり二重に憧れて、アイプチやメザイクをしている方はそのリスクを理解しましょう。目の周りの薄い皮膚を、毎日無理矢理引っ張っているのですから、
当然その反動でまぶたがたるんでいく可能性はあります。
(3)生まれつき
生まれつきであるため、厳密にはたるみではありませんが、
筋肉の問題により生まれつきまぶたが重く、目の開き自体が弱い方は先天性眼瞼下垂(せんてんせいがんけんかすい)と呼ばれる症状に該当する可能性があります。
2.たるみの種類
主に加齢によるたるみには2パターンあることをご存知でしょうか。一般的に言われているような、
筋肉の衰えによって皮膚が重くなってくる「たるみ」が1つ。もう1つは、
眼窩(がんか)と呼ばれる空洞に眼球が収まっていますが、眼窩と眼球の間のクッション的存在の眼窩脂肪が加齢とともに衰えできてくる「くぼみ」です。この結果目の上は「くぼみ」、目の下は「たるみ」ます。
3.たるみの対策・予防
(1)マッサージ、エクササイズ
加齢によってまぶたがたるまないようにするためには、マッサージやエクササイズをすることで若々しい目を保つことができます。ツボ押しや眼輪筋を鍛えるエクササイズなどがありますが、間違った方法を行った場合たるみが悪化する可能性あるので、正しい方法を身につけましょう。
(2)美容整形
10代や20代の時にマッサージやエクササイズを行っていても、どうしても加齢の力に勝てなくなってくるのが30代以降でしょう。自力でどうにもならない場合は
ヒアルロン酸や
脂肪の注入、
二重整形などのプチ整形から、
皮膚の切除や
ハムラー法といった整形手術もあります。
ひとえに「たるみ」といっても個人によって目の状態は違うため、しっかり医師と相談することが重要です。
(3)眼瞼下垂
眼瞼下垂には先ほどお話しました生まれつきの先天性眼瞼下垂と、加齢による後天性眼瞼下垂があります。これらの眼瞼下垂では、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉の力が目を開けるために必要な瞼板(けんばん)に伝わりにくくなっているため、筋肉と瞼板をつないでいる腱膜(けんまく)を短縮する手術を行う必要があります。
ただし、
手術を行うためにはミリ単位の短縮が必要となるため、正確な解剖の知識と高度な技術が不可欠です。
まとめ
顔のパーツの中でもやはり目というのは重要で、クリニックでも目の相談というのは年々増加傾向にあります。時代の流行もあるかもしれませんが、「ぱっちり二重」のために、目に負担のかかるようなメイクをするばかりではなく、しっかりしたケアもできていないということも耳にします。自身で出来ることは無理をしないように、逆に無理をしなければできないようなことは医師に相談してみるのも一つかもしれません。
参考:
目元のたるみを引き上げて、魅力的な表情に! 目元が蘇るフェイスストレッチ術 [姿勢・仕草] All About