ダイエットにウォーキングや水泳などの有酸素運動を取り入れている女性も多いことでしょう。ところが、理想のボディラインを手に入れるためには、無酸素運動である筋力トレーニングが必要ということをご存じですか? 引き締まった身体をつくるために不可欠な筋トレの必要性とともに、女性らしいしなやかなスタイルづくりのコツをご紹介します。

筋トレでメリハリボディをつくろう

「体重は落ちてきたけど、下腹部は出たまま」「全体的に細くなったけれど、ぷるぷるとした二の腕が気になる」といったお悩みは、筋力不足が原因かもしれません。 体脂肪を燃焼させるには、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が有効です。しかし、女性らしい魅力的なボディラインは、ただ脂肪を落としただけでは実現できないもの。すっきりとした二の腕、くびれのあるウエスト、引き締まったヒップ、しなやかな脚線美などをつくるには、脂肪を落としたうえで筋肉をつけることがポイントです。 健康的なダイエットを目指すなら、チェックすべきは体重計よりもボディライン。毎日鏡の前に立ち、自分の身体を目で見て、手で触って、その変化を確認しましょう。

意外と知らない、姿勢の悪さも筋力不足が原因!?

猫背や腰を突き出した姿勢、胸を突き出した姿勢の女性も筋力の低下が考えられます。正しい姿勢をキープするためには腹筋や背筋などの筋肉が必要不可欠。姿勢が悪くなるとだらしなく見えたり、老けた印象を与えたりしまいます。筋トレで姿勢の改善も目指しましょう!

筋トレで脂肪を燃焼しやすい身体に!

脂肪燃焼に有効な有酸素運動ですが、効率良く燃やすためには筋トレと有酸素運動が理想です。筋トレを行っている最中は体脂肪がほとんど燃えませんが、脂肪を分解する働きをもつアドレナリンや成長ホルモンが分泌されます。 なかでも、成長ホルモンは「最強の脂肪燃焼ホルモン」と呼ばれるダイエットの強い味方。これらのホルモンによって脂肪が血中で分解され、エネルギーとして使いやすい状態になります。このタイミングで有酸素運動を行うと、効率良く脂肪がエネルギーとして燃焼されるというわけです。

有酸素運動を行うタイミング

筋トレによる成長ホルモンの分泌量がピークを迎えるのは、トレーニング後15分~30分の間といわれています。成長ホルモンは空腹時に分泌されるので、食後すぐの時間帯は避け、1時間以上経過してから運動をはじめましょう。

シェイプアップのコツは低負荷・高回数

太い筋肉をつけたい場合は、高い負荷をかけて厳しいトレーニングを行う必要があります。しかし、女性らしい身体をつくることが目的であれば、きつい筋トレはNG。負荷を増やさずに毎日同じメニューを続けることで、引き締まった筋肉を手に入れることができます。 重いダンベルやバーベルなどで行うハードなトレーニングはムキムキになるためのもの。女性らしいラインをつくりたい場合は、1kg程度の軽いダンベルを使う程度で十分といわれています。ポイントは軽めにできる運動で回数をこなすこと。テレビを見たり、音楽を聴いたりしながら、毎日続けられる程度の負荷が成功のカギとなります。

理想のカラダは運動の方法次第で手に入る

有酸素運動だけで理想のスタイルをつくるのは難しいもの。筋トレで引き締まった筋肉をつくり、正しい姿勢へ導くことで、メリハリのあるボディラインへ近づくことができます。毎日、身体をチェックしながら筋トレと有酸素運動を行い、しなやかな女性らしいスタイルを実現しましょう! 参考: